雑 多 な 備 忘 録

◆改めてワールドエンドヒーローズの感想

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ちょうどワヒロを1年前にDLをしたという絶妙なタイミングなので、完結したメインストーリーやイベントストーリーなどを踏まえて、自分の中で思ったことなどの大サビ部分を備忘録。ネタバレありの雑感です。相も変わらず、浅桐真大が推しです。
反射で書いているので、まとまりがない拙い分章、誤字脱字などご了承ください。
(前回の感想が3月で止まっている…という、分かりやすさ。そう、例の月刊ワヒロ4月号……)

 

・あの世界におけるハッピーエンド

過去数回、感想にも書いてきたけれども、あの世界の『ハッピーエンド』がずっと分からないでいた。
推しである浅桐真大は常々「ハッピーエンドになることを信じろ」と唱えていたけれども、そのハッピーエンドの世界に『ヒーローたち』はいるのか?
世界は救えたとしても、『何も知らないモブ』にとってのハッピーエンドなのでは?それは果たして、ハッピーエンドなのだろうか…?ということを延々と考えていた。考えていたけれど、メインストーリー、ワールドエンドヒーローズらしさが詰め込まれたハッピーエンドでした…。最高だった。

そもそも、ワヒロというゲームのプレイヤーである『指揮官』はあの世界では傍観者のようで、物語において介入できないものだと思っていたので、メインストーリー終盤にあった『世界のすべてを決めるような選択肢』がでたときはゾッとした。ここで!?と混乱したし、過去にとあるキャラ立ち絵が消えて…という件があったので、選択肢次第では何かしら消えるのでは…?という不安もあって押せなかった当方。瞬時に頭がフル回転するような、あのギミック、最高だった。
世界のアップデートを経てからの、記憶をつたって、ヒーロー皆であのシーンに向かい、イベントストーリーの時間軸へ…というのは「なるほどなあ!」と膝を叩いたし、繰り返しになるが、本当に『ワヒロらしい流れ』で泣き笑いした。よかった。

 

・浅桐真大…

あさぎりまひろ〜〜〜〜!!!!

月刊ワヒロ4月号で彼が地下深くで、ロスト(恐らく作中初の明確なロスト表記)してしまい、めちゃくちゃ落ち込んでしまった当時。その後の衝撃的なカッコイイ展開、流石エンタメ過激派だなと。しかし、彼のロストと同時に「アップデートキャンペーン」が開催されたのは流石に草であった。

あのとき、神に近いような存在になった『666回目の浅桐真大』は『BIRTH』サイドや別の視点からしたら、神というよりも、まさにヨハネの黙示録のような『悪魔』だったり、『獣』なのかもしれない…と改めて。あと、皇帝ネロ…アッ、フーーーーン……。

ここら辺の話もイベントストーリーにあった『怪盗A』が凄くシナジー感じて最高だった(田中天先生のシナリオだったとは…!)。
『世界が求める限り、怪盗Aは必ず現れる』。怪盗Aは『ぜんまい仕掛けの神』であり、でも『都合のいい』機械仕掛けの神ではない。めちゃくちゃ面白い。『人は考える葦である、っつーより、人は考える俺の動くコマであれ』と、パンセの名言をもじって浅桐真大が言っていたけども、高みから状況を把握し分析、行動に起こしていた彼も、『世界のぜんまい』であったし、まさに『ぜんまい仕掛けの神』だったと思う。無信教者の浅桐真大が『神』を例えに言うというのがね…とてもぐっときた。
『ぜんまい』である部分を決して表に出さないポリシーもはちゃめちゃにエンタメ過激派の所業という感じがして、本当に浅桐真大はカッコイイ男だな…とシミジミ思う。モブに優しい絵に描いたようなヒーローだ…。

 

・ワールドエンドヒーローズ

物語の内容やキャラクターなどの魅力は勿論のこと、「こういうことなのかな?」という考え事や行間読が捗りやすい、多すぎず少なすぎずな『余白』が本当に絶妙だったと思う。
キャタクターが持つポリシーも、どことなく、プレイヤーを肯定してくれるようなものもあったと思う。優しいというか、安心できるというか、そういう雰囲気がワヒロにはあった。物語は感情ジェットコースターでガンガン揺さぶられたけれど、だからこそ、余計に感じたところかもしれない。

リリースした時点でメインストーリーの軸がおおかた固まっているというのは、据え置きのゲームでは当たり前のことではあるが、よくある人気キャラへの偏りだとか、大人の事情だとか、媚びのようなムーブがなかったのも凄いなと(もしあったとしても、極力見えないようにしてくれているんだろうなと…)。物語に対して、作中で絶望のフチに立たされていようが、絶対的な安心感があったのは、ここらへんの影響もあったのかもしれない。

このご時世、いつのまにか消えてなくなってしまうようなアプリや作品が多い中、最後まで完結してくれたこと、オフライン版として作品を残してくれたことも本当にありがたい。
『運営』が『作品』と『ファン』に対して、真摯に向き合ってくれる事ってなかなか無いと思うので、良いコンテンツを追うことができたなと思うし、本当に幸いだと思う。サービス終了が決定したときに届いた『プロデューサーレター』がすべてだなと改めて思う。最後までワヒロを楽しもうと思えたもんな…。

ワヒロ、去年の10月から始めて、途中、件の阿鼻叫喚に疲れてしまった時期にツイッターのアカウントを消してしまったりもしたけれど、完結まで本当に面白かった。最後まで見届けることができて良かった。良い作品だった。
これからも何かしら、新しい展開があるといいな…と密かに夢想しつつ、ひとまず、運営さんに対して『おつかれさまでした』という気持ちで区切りをつけようと思います。

 

■以下閑話
浅桐真大のロストにめちゃくちゃ落ち込み、ワヒロという作品のメタ読みとシナジーを求め、FF14エオルゼアに旅立ったのは5月上旬のことだった…。FF14にも携わっているという深澤さんキッカケ…。シナリオを担当していたという呪術士からスタート。結果として、めちゃくちゃシナジーを感じまくったこと(特に蒼天の竜詩戦争)をご報告いたします。そんな指揮官がエオルゼアに旅立ちヒカセンとなって走り回った話はまたの機会に。